KBFとKSFがわかれば戦略立案・市場調査がわかる – 知っているだけで周りと差がつくビジネス用語解説✅

KBFとKSFという言葉があります。

コンサルの現場では、市場調査や戦略立案でひんぱんに使われるのですが、一般的な用語とはいいがたいと思います。

聞いたことはあるけどよくわからない、という人が多いのではないでしょうか。

KBFとKSF、理解しているとどんな仕事においても使えるのでとても便利な言葉です。

仕事をするためには、使う言葉を知るのが第一歩です。市場調査や戦略立案に携わりたい人向けにKBFとKSFを解説します。

KBF(購買決定要因)

KBFはKey Buying Factor(購買決定要因)の略語で、顧客が購入するときに重要視するものです。

パソコンを買うときの例でかんがえてみましょう。

何をみてパソコンを買いますか?言い換えると、

買うかどうか迷ったときに、何を決め手として買いますか?

ほとんどの人は家電量販店やネットで商品を見て回るとき、おもに値段を見て決めているのではないでしょうか。

なぜなら、パソコンの見た目や性能は正直なところ違いはないコモディティ商品だからです。

一般的にコモディティ商品のKBFは、値段になります

KSF(重要成功要因)

KSFはKey Success Factorの略語で、あるビジネスを成功させるための秘訣

あらゆる企業は日々ビジネスを成功させるために活動しています。

「この業界のビジネスはどうすればうまくいくか?」

という成功の秘訣=KSFになります。

例えば、ペイペイのKSFを考えてみましょう。

QRコード決済サービスのKSFは、

資金を燃やしてでも規模を拡大し、業界標準になること

になります。

ユーザーとペイペイサービス加盟店(店舗)の視点で考えてみましょう。

ユーザーの視点

・正直支払いができればいいので、使うならどれかひとつだけでいい

・あとは、いろんな店舗で使えるようになってほしい

加盟店(店舗)の視点

・QRコードを入れて顧客さん増えるなら入れます

・あと手数料安くしてください

これらを踏まえて、QRコード決済業界のKSFはこれらの要素から導出されます。

構造的に、QRコード決済事業は薄利多売となるため、利益を出すには規模が必要

規模を出すには、ユーザーから標準的な決済手段として認知される+導入店舗を増やす必要がある

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