株式市場において不確実性に直面した時に合理的に行動することが難しいことを示す例として、モンティ・ホール問題がよく引き合いに出されます。
この記事では、モンティホールを考察します。
合理的に考えることが難しい事例(モンティ・ホール問題)
以下のような例を考えてみましょう。
- 3つの箱のどれかに1億円が入っている
- あなたはそのうち一箱選択する
- 入っている箱を当てることができれば、1億円を手に入る
3つの箱のうち、Aを選択したとします。
箱Aを選択した後、箱Bには何も入っていないとわかった
ここであなたは箱AかCどちらかを選んでよいとする
残った二つの箱のうち、AとCのどちらを選択しますか?
回答
①箱Aを選択したときの確率は・・・
②箱Bが空だとわかったとき・・・
解説
- 箱Cに変えるべき
- なぜなら、最初した選択した箱Aは確率1/3のままなのにたいして、箱Bがからだとわかったあとの箱Cにお金が入っている確率は上記の通り2/3だから
わたしも箱Aのままでかわらないでしょ、と思いました。
モンティホール問題について、正解したかどうかは別としてここから何を学べるかが重要です。
何を学べるか、わたしの考えは以下のとおりです。
- 投資の世界では、条件の分岐においてどの選択肢をとるべきか迷うタイミングが来る
- モンティ・ホールの問題を見ても、ビジネス経験がある人が合理的に考えたつもりでも間違うことは起こりうる
- このことを念頭において、投資の意思決定では、あきらかに良いと思われる投資先にも賭けすぎない
- また、知見のある第三者に見解をもとめる姿勢も必要
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